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2004年度〈第1回〉4月23日(金)〜26日(月)Tさん(奈良県/女性/公務員)
●アンケート昨年5月に右乳がんで温存手術を受けました。「がん」と告知されてから様々な本を読んだりインターネットなどで勉強をしています。がん患者にとって最大の関心事は、特に私にとっては、自分のがんが治るのかあるいは再発・転移の可能性があるのかということです。がんの再発・転移は「神のみぞ知る」と書いている医師もおられますが、帯津先生は人間の治癒力で、あるいはなんらかの方法で(もちろん西洋医学の治療は受けていますが)再発・転移を防ぐことができるとお考えでしょうか?それとも「がん」という病気はその患者個人のたどる運命として定まっていると考えるべきなのでしょうか?4月から仕事に復帰して忙しい日々を送っているのですが、病気を克服して「健康」な状態を取り戻したいという強い気持ちを持っています。先生の著書も何冊か読ませて頂き、とても心強い励ましの言葉としてとらえております。もし、再発や転移を防ぐ手だてがあるとお考えならぜひお聞きしたと願っております。様々な健康状態の方々がきっとおられる中で、自分勝手な質問になっているかもしてなくて申し訳ありませんが、治癒していく患者に特有な何かがあると感じられるかもお話いただけたと希望しております。
●感想文
一言でいうと 「すばらしい3日間 」でした。今まで 直接お話しをお聞きしたいと願っていた帯津先生にお会いでき、先生のお話を兆次間にわたり、おききすることができる本当に感動いたしました。個人的な質問にも懇切ていねいに答えていただいて、先生の偉大さと優しさ、人物のスケールの大きさに心からおどろき尊敬の念をますます深めました。
食事に関しては一食一食がバランスがとれた、手作りの献立で心のこもったもてなしに感激しました。とてもおいしくてつい食べすぎてしまいました。一部のレシピをいただいたので、ぜひ、作ってみたいと思います。塩沢さんご夫妻のあたたかいお話しやイメージ療法も帰ってから参考にして実践したいと思います。
施設は自然の素材を使ったいやされる空間で心も体も、リラックスできました。4月の終わりなのに雪がふり、雪の中で、一生懸命さく ミズバショウの白い花々を見ることができてとても良かったです。
本当に忙しいスケジュールの帯津先生に診察の予約をしていただくという big surpriseもあり、すばらしい出会いのかけ橋になっていただいた水輪養生塾に心より感謝しております。
また、機会があればぜひ参加したいと思います。
ps
3日目には 「死についてのお話がきけ、今まで自分が考えたり、こわいのではにかといろいろ本を読んだりしてきた 「死 」の概念について帯津先生の話や塩沢みどりさんの臨死体験、さおりさんのお話しをうかがって、少しずつ自分の中で整理できていくのではないかと思いました。
Sさん(東京都/女性/主婦)
●アンケート
昨年9月に都立病院にて炎症性乳がんと診断され、国立がんセンターでもステージ? 。bで手術不能と言われ、とりあえず抗ガン剤を投与してみましょうとの治療方針でしたが、抗がん剤を投与して治る見込みは薄いとのことでしたので抗がん剤の治療はしないことに決めました。その時は右乳房が大きく腫れあがり、堅くなっており、熱も持って、痛みもあり、乳房には赤い発疹が広がり、全身の体調も非常に悪く、背中や腰にも痛みがある状態でした。右乳房の腫瘍は最大8センチ程度には広がっているとのことでした。骨シンチの検査では骨へ転移は認めておりませんが、右腋の下のリンパにも腫瘍があるとのことでした。実際右手に力が入りにくい状態でした。ただし、腫瘍マーカーでは判定できませんでした。
質問1)がん患者に向いた気功について
現在習っている気功教室では、がんの私でも人に気を送る練習をしていますが、気功の本などによりますと、気が不足している状態の人が「気を送る」など、パワーを使うと消耗するからよくない、という意見もあります。気功教室や、本によって、言っていることがかなり違うのでその点をどう判断したらいいかと思っております。よきアドバイスをお願い致します。がんを治すのに最もふさわしい気功がありましたら教えて頂きたいと思います。
質問2)乳がん患者の食事について
帯津三敬病院の管理栄養士でいらっしゃる幕内秀夫先生のご本『乳がんから命を守る粗食法』も参考にしていますが、大豆製品の摂取についての判断に迷いがあります。乳がんの予防においては大豆製品が非常によいという意見を多数見かけますが、乳がん患者となりますと、大豆製品のイソフラボンが女性ホルモン様の働きをするとのことで、積極的な摂取は危険だという意見も多数見かけます。その一方、乳がん患者の中でイソフラボンを大量摂取して症状がよくなったという意見もインターネットで見かけました。その点に関してどう判断すればよいか教えて頂ければと思います。
質問3)ホルモン療法について
今現在1ヶ月に一度リュープリン注射によるホルモン療法を継続しておりますが、ホルモン療法は3年ほどすると体が慣れてしまって効力がなくなるという話を聞いております。今後どのような考え方で取り入れていけば良いでしょうか?ホルモン療法をして頂いている主治医は乳腺の専門家ではありませんので、その点の判断が難しいと思っております。最近では、ホルモン療法の間隔をあけることで、有効な期間を延ばすといった方向性も検討されているとききましたがいかがでしょうか。
●感想文
帯津先生にお会いしたい一心で申し込んだセミナーですが、来てみると、 「水輪 」の素晴らしさにも感動してしまいました。