水輪の本

水輪に関する4冊の本をご紹介します。

      

早穂理。ひとしずくの愛』 
 塩沢みどり監修 中川 奈美著
―原書房―

「自己を見つめ、自己を知り、自己を深め、
自己を癒し、自己に気づき、自己に安らう…」本文より

脳障害をもつ娘を持った母が、次々に起こる出来事の中で見つけた事。
自己を逃げずに見続けたことで得た、輝いた自分。何にも依存することなく、常に安らいでいる自分。
日々の日常の中にこそ、自分を成長させる大きな学びと、気づきがあることを伝えている。

1998年9月4日 毎日新聞

推薦の言葉
黒木 瞳(女優)'98,7,21―
原稿をとりよせることはあまりしないのですが、今回は数枚の原稿を読んで全部読みたくなりました。すばらしいご本です。この本の重量感は、どんな言葉をもってしてもかなわないでしょう。ですから困りましたが、純粋な気持ちを書きます。
母親になってみなければ分からないことがたくさんある。子どもに教えられることもたくさんある。
この本が私に教えてくれたこと、それは、けっして後悔しないこと。私も娘とともに強く生きたい、と思いました。

ナナカマドの咲く頃。
 塩沢みどり
監修 中川 奈美
―原書房―

2001年9月12日 信濃毎日新聞

書評
―致知 2001年11月号―
 本書は、重度の脳障害を持つ塩沢早穂理さんとご両親、彼らを取り巻く人々の物語『早穂理。ひとしずくの愛』の続編。障害を持つわが子への苦悩や葛藤、喜び、感動を繰り返しながら辿り着いた人生の真実を、「水輪」という禅や瞑想の勉強会で伝える母・みどりさん。妻と娘を全身全霊で守る父・研一さん。本書は早穂理さんの二度の入院を軸に、研一さんの手術や大切な仲間の死、スタッフたちの「水輪」に寄せる思いが描かれ、彼らの生きることへの純粋さ、懸命さに心打たれる。「水輪」に集う人々が心の葛藤から解き放たれ、再び人生と真剣に向き合っていく姿を見るとき「幸せも不幸せもみんな自分が創りだしている」というみどりさんの言葉がストレートに心に響いてくる。

●対談集 

人は人によって輝く
 
三浦綾子・塩沢みどりほか
―致知出版社―

「人間という生命体は、決してそれ自身では光を放たない。人の愛を受けとめ、はじめて人として輝く。」これが全編を貫くテーマである。
 月刊「致知」より、作家・三浦綾子、同仁会研究員・草間吉夫、「水輪」主宰・塩沢みどり、画家・磯部則男各氏他へのインタビュー記事を中心にまとめたもの。
 当然と思ってきたさまざまな環境や出来事も、実は大きな愛によって与えられたものだ─。五人に共通するのは、この気づきの体験ではなかったか。彼らのT輝きUの秘密がここにある。

「致知」 2001年4月号

推薦の言葉
藤尾 秀昭氏(致知出版社社長)―
塩沢みどり様
「人は人によって輝く」いい本ができました。
二十数年に及ぶ、私の編集者生活の中でも満足、
得心のいく一冊となりました。
この話の中のどの話も真実の輝きに満ちています。
あなたとの縁をこういう形で結実できたことを嬉しく思います。合掌
平成十三年三月吉日   藤尾 秀昭拝
●中学生・高校生向けの学校副教材に収録されました。

現代人の伝記2
 
永森重信・大平光代・塩沢みどりほか
―致知出版社―

編集呼びかけ人夏目研一氏は高校の国語教師です。「ある日の朝、書斎で月刊誌『致知』を読んでいたとき、感動に打ち震え、涙がとめどなくながれてきたことがありました。「ああ、この感動を自分ひとりだけであじわっていてはもったいない。そうだ生徒達にも分けてあげよう」
そんな単純な思いから始まった「現代人の伝記の授業」。

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