なぜ、ワーキングスタディを志したのか

「自分の我を捨てる」

Mさん(男性/30代)

「なぜワークスタディを志したか」

1、自分の我を捨てる。
 私の弱点は、プライドが強くバカになれない事です。その為、会社でも、かなり周りの人間関係に悩みました。その結果、二年間で、部下を五人も辞めさせました。上司からも、お前は人の言う事を聞かないと、常日頃から言われていました。その性格が災いして、人間関係がギクシャクして、家庭生活にも影響をおよぼしたと思います。

2、周りを素直に受け入れられるようになる。ひいては自分の心を開く。
 1とも関連しますが、自分自身の心を閉ざしてしまい、相手に本当の自分を見せない。だから周りと真の信頼関係が作れないと考えています。

「これまでの人生で求めてきたこと」

 私は今までの人生の中で、自己満足ばかりを求めてきたと最近は感じています。なぜかというと、今年の八月に会社を辞めてから、長野の田舎にきました。それ以来、一ヶ月の間、なぜ、私が会社を辞めたのかの本当の意味を探していました。

 その中で、そういえば私は、会社勤めしていた九年間の間、常に何かを「求める」ばかりで私からは何も「与える」事をしていなかったです。例えば、会社では、「出世を求めたり」「正当な評価を求めたり」していましたし、一方家庭では、「良い亭主像を求めたり」、「労をねぎらうこと」ばかりで、自分からは何も与えなかったのです。その結果、常に心が満たされないまま、結果だけに振り回されてしまい、自分自身が周りを省みなかったからだと思います。

 その為、自分の居場所を会社にも家庭にも作る事が出来なかったと思っています。本来であれば、その悩みを、自分一人で抱え込まずに、誰かに相談をしていたら、会社を辞めていなかったかもしれません。精神的にも肉体的にもボロボロにさえなっていなければと思っています。しかし、こういう状況を作ってしまったのは、やはり自分であり、責任他人論ではなく、全てを自負としてとらえることが大切ではないかと思っています。

 やはり、今までの人生の中で、自分勝手な性格が災いして、自己満足の生活をする余りに、他人を思いやったり気遣ったりする気持ちがかけてしまったと反省しています。ここ最近になり、ようやく、空がこんなに青かった事や木々がこんなに緑色をしていて、空気や水がこんなに美味しかったという事を忘れていたことに気づきました。

 考えてみれば、会社を辞めるまでの九年間、何か大切な物を失ってしまった九年間だったのかもしれません。しかし、考え方を変えれば、この九年間を一生懸命に頑張ってきたからこそ、この有意義な時間を手にすることが出来たと感じています。以上が、今までの私の人生を振り返った時に、求めてきたものです。それは自己満足なのです。

 以上二点が、ワーク&スタディを志した理由です。自分の心を磨くつもりで来ましたのでよろしくお願い致します。 以上

長野県/男性/30代

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