内藤先生による

青少年育成公開講座の感想文

 

2013/8/18  内藤正明先生の公演を聞いて         綿引智章

 

Y.Kさん

地球環境については、千葉に帰ってからも、今、問題視されています。

ゲリラ豪雨で、関西の方は水没してしまう所もあったそうです。また、西日本の方は40℃を越える異常な猛暑も続いています。地球環境が悪くなれば、地球に住む全ての生き物たちの生態も変わってきます。

長野県の水輪は本当に標高も高く、すごく空気が良くて、野菜も生き生きしている。どんな生き物でも、輝ける力を持っている。

でも、その輝きを、保てるかどうかは、そのモノの心次第。野菜も、木も自然の恵みがあって成長できる。手作業で一つ一つ、丁寧に育てていけば、命が輝く。

でも、忘れてはいけない。その「命」を育ててくれる。

T.Wさん

今地球人類が危急存亡の時を迎えている状況がありありとうかがえた。確かに、技術的、経済的に見れば、今の状況というのはかなり切羽詰った状況かもしれない。なぜなら、まだ人類は20歳を迎えたばかりであり、これからが人類の真価が試される時だと思っているからだ。その為に必要なことはじつにシンプル、それは人類全体の意識を改めていくということである。今まで人類に大いなる恩恵と同時に大いなる災厄ももたらして来た科学的に見れば絶望的な状況であったとしても、哲学の力を持ってすれば、必ずや人類を、明るい方向へと転換させることが出来ると信じている。哲学は科学よりも重要なものである。稲盛和夫さんも、人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力であると言っておられるが、それはそのまま人類の未来をもこの方程式で表せると思っている。すなわち、地球人類の未来=哲学×努力×科学技術力とでもいい表せるのではなかろうか。もちろん科学技術が地球環境を破壊したり、人類に公害をもたらしているとはいえ、それによって今まで人類の歴史は発展してきたし、大いなる恩恵も受けてきたので、それ自体を全否定することは出来ない。ではどうすればよいのか。それは今こそ人類全体が哲学に目覚めて、正しい方向性に宇宙船地球号の羅針盤を定め、真摯な姿勢で科学技術を地球環境の建て直しに使っていくことだと思う。もっとも理想的な持続可能社会とは、あくまで自然との共生をベースにしながらも、その一方で最先端の技術を正しい方向性で使っていく社会だと思う。

石油資源が枯渇しても、人類にはクリーンな自然エネルギーがあり、食糧危機であるとも叫ばれてはいても、先進国が贅沢をせずに質素倹約を心掛けていれば、いくらでも途上国に余剰分を分け与えることが出来るはずである。今こそ人類全体が心を一つにしてベクトルを合わせ、一丸となって、英知を結集させることが出来れば、必ずやこの未曾有の危機を乗り越えていくことが出来るものと確信してやまない。

Y.Kさん

本当に興味深い内容でした。

最近でも、いまだに「環境問題」というと、あいまいで、ありきたりな話ばかりですが、

今回の内藤先生のお話は、まさに、自分が求めていた内容が含まれていて、質問などもさせていただきました。これからの時代は、農業が中心となってくる必要があるということでしたが、ただ過去に戻るのではなく、科学技術や精神性も含めた、よりホリスティックな宇宙的な調和が必要になってくるのだということ、とくに、地球人類全体として、精神、心の面が高まっていかないと、どんなにすばらしいことでも、また同じような過去へとつながっていってしまうのだということを学ばせていただきました。

そういう時代は必ずくると、いや、つくっていけると信じています。今はあまり知られていませんが、フリーエネルギーなどは、存在するはずなのだし、とにかく、この地球を良くするも、悪くするも、とにかく私たちの意識しだいであるのだということ、もう本当に近いうちに、地球的な大変化のときが来るのだということ、そのとき自分がどういう状態でいられるか、それを今まさに学んでいるのだと思います。

K.Tさん

 人類が、この10年の間、異常なくらい膨大な地球環境を消費して、そして産業廃棄物を出してきたことか。

 人口増加のグラフ、エネルギー消費のグラフ、異常である。多少不便でも、地球のいのちが潤うような生き方を、世界人類が努力すべきだ。

R.Eさん

全ての行為、全ての行いに何を根底におくべきなのか、教わったと思います。

「いのちをつなぐ」ということです。いま自分たちの行動は将来世代、何百年何千年何万年という長いスパンでつなぐことができる行動をしているのか、生き方、ライフスタイルをしているのか、常に原点に立ち返り判断をする、思考する、哲学することが大切かと思います。命をつなぐという意味で僕たちのやっている自然農法は、そして、このコミュニティーは、どれだけ意味と価値を持っているのか、とても感じることの多い講義でした。

そして、本当の正義とは、本当のエコとは、本当という言葉は本質をつきつめていく言葉だと、先生の講義を聞いて感じます。

僕も、様々な価値観がある世の中ですが、本当のもの、真実なるもの深めて、求めていきます。

Y.Iさん

今現在の、地球環境の問題、農業の問題などがこの先の将来世代の人たちにどのような影響を及ぼすのか、そして生きている自分たちがどのような生き方をすべきなのか、又、どのように生き方や考え方が求められているのかを真剣に考えることが必要だということを強調していたように思います。

この先に待っている深刻な時代を乗り切るときに大切なのは自然と調和した農業を営み自                     

給自足で生きていく力をつけること。水輪での農業の意義深さを感じます。まずはしっかりと自分の基本を見つめ直し日々の実習に精進していきたいと思います。

R.Kさん

  環境問題は、今すぐに答えが、出せるものではないから、何とかなると、まだ大丈夫と、確信の無い、人任せな感じの対応が多い。

私もその一人なのかもしれない。毎日すこしづつでも、積み重ねてゆく事が大切なのだから。家庭レベルでも、出来ることを、毎日意識して行わないと、世の中は変わらないだろう。話を聴いてうなずいているだけでは、もう地球は救えないレベルにまできている。内藤先生のお話はとても分かりやすく、水輪が目指している事と方向性は同じなのではないと思いました。「人は、お金を食べて生きてゆけない」当たり前のことなのですが、毎日の暮らしの中で、心をなくして、しまうと大切な命について、忘れてしまいがちです。

命をつないでゆく。そして、命有る限り、生きる、地に足つけて、生きる、大地に根を張るような、自分の根を張る生き方をしたいと思います。

水輪はこれからの時代を生きる為にはとても良いモデルになると思います。水輪を、なくしては、いけないと思います。私も、微力ながら、自分に出来ること、私らしく、協力してゆきたいと思います。

 

*     P.S.

研一先生の知識と試みには、昨日のお話を聞いて、改めて感動しました。知識だけでなく、行動に移している事がすごいです。何でも試して、水輪でやれる事とそうでない事の選択もすばらしいと思います。

ボランティアで参加させてもらった折、とても良い話が聴けました。感謝、感謝です。ありがとうございました。

 

T.Tさん

内藤先生の講義を聞いて、現在我々の文明が岐路に立っているのだと感じさせられました。近代文明においては、科学技術の発達を軸として、生活様式を変化させてきました。基本的には、より安全で快適な暮らしが出来るようになり、その恩恵は否定できません。

ただし、地球環境への悪影響など、裏で起こっている負の側面についても真剣に目を向けなければいけません。それは結局自分達に返ってきます。

“持続可能”という言葉がキーワードだと思います。我々は文明の歩みを自ら止めたり、後戻りすることはもはや出来ないでしょう。長期的な視野、バランス感覚、節度、急速な発達のもとに軽視されてきたそれらの要素が今後重要になってくるのではないでしょうか。

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