自然ガーデントップ いのちの森に咲く花 森林浴について 森林と健康 森林浴の効果を高めるには 森と木の快適さ
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「森林浴の効果を高めるには」
森の香りを浴びて快適さを楽しみ、心身のリフレッシュで健康に役立つ森林浴ですが、できるだけその効果を高めるにはどんな点に留意したらいいのでしょう。森の香り成分をいっぱいに浴びるためのヒントをあげましょう。以下に紹介する結果を整理すると、
に森林浴を楽しむと、もっとも高い効果が期待できるのです。 どんな森--香り成分が多いのは できるだけフィトンチッドを浴びるためには、フィトンチッド(ここではテルペン類)が多い森へ出かけましょう。森の香り成分テルペン類は、精油として取りだすことができることは、本章 「森の香り フィトンチッドの働き 」で紹介しました。 いつ--香り成分が高い時期 樹木に含まれる精油量(≒テルペン類)にはかなり季節的変化が見られます。調査結果を表したグラフから1年のなかで6月頃が最も含有量が多いことが分かります。 どこで--香り成分濃度が高い場所 また、このグラフは、林の緑(林緑)から林内に入ったいろいろな場所で濃度を測定した結果を示しています。グラフから一目瞭然なのは、林緑から60m中へ入った場所がもっともフィトンチッド濃度が高いという測定結果です。 |
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「森と木の快適さを科学する--生理人類学の視点」
森林浴で心身がリフレッシュすること、木造住宅が健康によいことなど、私たちは経験的にこれらを理解し、森林からの恩恵を活かしながら暮らしています。 人の感情を数値的に評価 森林、樹木、木材など、現代人の周囲に存在する自然環境がもつ快適感を、脳血流量や血圧などの人の生理的数値から、実証しようという発想で、宮崎さんの研究は始まりました。
この三方向から被験者にできるだけストレスを与えないで測定し、人の感情状態を具体的に評価していく方法です。 森林浴や木材の効果を確認 森林浴実験では、2500歩/40分間の条件で、鹿児島県屋久島ならびに同じ湿度・温度の人口気候室を歩いた場合の比較が行われました。その結果、唾液中のストレスホルモン(コルチゾール)の値が、屋久島を歩いた場合に低下し、森林浴の効果が確認されました。「以前は、この物質は血液か尿でしか測定できませんでした。唾液ですと被験者にストレスをかけませんので、快適性研究に利用できます。分析技術の進歩が大きいのです。 現代人の「幸せ」を求めて 「整理人類学」の確立を 「人間は歴史上99.99%以上、自然の中にいたわけで、その状況下で進化を続けてきました。ですから都市環境にくらべ、自然環境において同調し、引き込みあい、快適だと感じるのは当然です」 |
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「“木の香り”を嗅ぐと、人はどうなるか?」
宮崎さんは、木や葉の香り(フィトンチッド)を嗅ぐことにより、身体がどのように反応するかを知るために次のような実験を行っています。 木の香りで血圧が下がる 主観評価では、6種類の香り物質すべてが、対照実験の空気と比べると、ほとんどの被験者に快適感をもたらし、茶葉やスギ葉油と比べると、木材チップの快適感が大きいとの結果が出ました。 |
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